カヌレ

 「◯◯◯◯ってお店知ってる?」 

 そう声をかけられ、「お土産!」と手渡された一つのパッケージ。中を覗いてみると、小さな空間にはカヌレが1個、ポツンと収められていた。  

 そこには、朴訥なほどの純心が潜んでいることが瞬時に明らかであった。もし、これが10個のカヌレだったら、全く違った想いが射し込んでくれたに違いない。 

 そこに、1個のカヌレだから。だからこそ嬉しい、そして美しいギフト。 

 10個ではなく、1個のカヌレ。 

 100本ではなく、1輪の花。 

 大切だと思える人に、そんな振る舞いをナチュラルにできる者に、自分もなりたい。 

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