70年代のレターセット
家の古い書棚の中に、古いレターセットが挟められてあるのに気がついた。
恐らくこれは、姉が10代の頃に所有していたものであろう。デザイン・仕様などを見て、1970年代くらいの品であるようにうかがえられる。このイラストタッチが、なんとも古の味があって、今となっては新鮮な印象を感じてしまう。
このイラストには、「YUMIKO TABUCHI」と作者クレジットが刷られている。さて、どのような人なのだろうと、早速ネット検索だ。
『田渕由美子』
初めて触れる名だ。主に1970年~80年半ばにおいて、人気少女漫画誌「りぼん」の看板作家であったようだ。現在、63歳。2013年以降は新刊が出ていないようだが、もう活動は行っていないのだろうか。 レターセットをまじまじと眺めて、当時姉は、誰に手紙を書いていたのかな?と、わかるはずもないことにイマジネーションを膨らませていた。
そして、1セットだけ拝借して、姉にこのレターセットで手紙を書いてみよう。そんなことを思い立ってみる。唐突な手紙では不自然だから、良きタイミングの訪れを待ち、実施できたらいいなと思う。 手紙を受け取った時、気付いてくれたら嬉しい。 40年前の、自分の香りを。
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