ダイアン・レインの稀有なるオーラ
先日、映画好きな友と熱き映画談義を交わし合い、
「絶対この映画観てね!」
と勧められたうちの1作が、『トスカーナの休日』。
なるほど。なぜ私に勧めてくれたのか、わかったような気がする。
まず何より、主演のダイアン・レインの眩いオーラの魅力。今更ながらに気付いてしまった。
「この人、こんなに素敵な女優さんだっけ?」
ハリウッド的なデコラティブ美ではない、只々麗しくナチュラルな美。彼女は、私の1つ年上らしい。
オーラには、様々な種類がある。17年前に公開された映画なのだが、この作品でダイアンが発してくれたオーラには、そこにとても深く重ねられてきた人間性を感じることができる。
オーラというものは、いつまでも保持できているものではない。先日、久々にお会いできた方。その方に曽て強く感じることができたオーラは、現在全く保有されていない事実に驚きを感じていたばかりだった。ダイアンには、即時ハートを矢で撃ち抜かれ、スマホの壁紙、デスク脇のフォトスタンドもいつの間にかダイアン化。
映画は、青い空、海、オリーブ畑、白壁の家々という、愛する地中海のロケーションを程よく堪能でき、演出と脚本のセンスもグレイト!だった。
いやいや、見逃している映画って、あるものだなと。
さて、次はどのダイアンの作品にしようかな。
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