綺麗だな

綺麗だな

そう心が呟いた

一日を共にする君に

見惚れながら


愛おしいな

二年前はそう呟いた

今日の君と

同じ場所に居た相手に向かって


あの日と同じ光の中

あの日と同じテーブルの風景

綺麗な言葉だけで

人を愛することはできないと

流れてしまった歳月が

音も立てずに教えてくれる


「愛おしいな」ではなく

「綺麗だな」が側にいてくれる

今を包んでくれる空気が嬉しい


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